NHK

今村翔吾の学歴や経歴は?結婚は?プロダンサーから小説家に?

今村翔吾さんの「じんかん」第163回直木賞の候補に選ばれました!

 

2019年の第160回直木賞にも「童の神」で候補に挙がっていましたが、
惜しくも逃しました。

 

そして今年もまた候補にノミネートされていて、
もしかしたらもしかする作品ですね。

 

このじんかんの評価も当然ながらすごく良くて、

 

天下の極悪人と呼ばれる戦国武将の松永秀久についてドラマチックに描いた歴史長編作にも関わらず、

 

有名なエピソードを盛り込んで、
歴史に詳しくなくても飽きることなく最後まですらっと読めてしまいます。

 

歴史小説ということで作者は割とお年の召した方かな~と思ったら、

※イメージ

 

 

 画像引用元:株式会社生島企画室

思っていたより若くて、作家っぽくない方でした。

びっくり!

その経歴もなかなか異色でした。

今回はじんかんの作者・今村翔吾さんについて調べてみました!

今村翔吾の学歴・経歴・プロフィール

今村翔吾

生年月日 1984年6月18日
出身地 京都府
在住 滋賀県

大学は?異色の経歴って?

調べてみたところ、どこの大学を卒業しているかはわかりませんでした。

 

大学卒業後に滋賀県守山市で埋蔵文化財調査員をされています。

 

すべてではありませんが、埋蔵文化財調査員をやるには

 

  • 大学(大学院)において、考古学(史学)を専攻して卒業していること
  • 行政や埋蔵文化財の発掘調査組織で5年以上の勤務経験

 

この2点が必要な場合があります。

なので、もしかしたら歴史関連の学部を卒業していた可能性があります。

 

 

そして驚きなのが、埋蔵文化財調査員をやる前には、
今村翔吾さんのお父さんが経営するダンス教室でダンスインストラクターをされていたんです。

 

ダンスインストラクターからの小説家っていうのが、
振れ幅がすごいですよね。

 

ヒップホップや、若者向けのブレイクダンス、
子どもたちにはよさこいを指導していた
そうなんです。

 

お父さんもダンススクールの跡を継ぐものだと思っていたところ、
今村翔吾さんは「いつか小説を書きたい!」という密かな夢があって、
30歳を過ぎた時に人生で1回勝負をしたいとお父さんに打ち明け、
5年の猶予をもらい、小説を始められたそうです。

 

 

2016年に「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞の小説・随筆・紀行文部門で最優秀賞を受賞されています。

 

約束は5年でしたが、およそ2年で結果を出されたんですよね。

 

素晴らしい!

 

 

結婚は?嫁画像有り!

今村翔吾さんは2012年にご結婚されています。

京都で結婚式を挙げられました。

奥様の写真はこちらです。

名前は美月さんという方のようです。

画像引用元:華撃団ブログ

可愛らしい方ですね。

約8年前ということもあり、今村翔吾さんも少し痩せているような気がします。

じんかんの評価や感想は?

久し振りに心を震わす素晴らしい本と出会えた。
これまで世間の評判通り松永弾正は歴史上のヒールと思っていたが、
最後まで家臣が残ってくれると言う事は、
一経営者として決してそうではない事が窺える。
自分自身が一厘の人間になり得るのか、
残りの余生を深く考えさせられる一冊となった。

 

章の冒頭で織田信長と信長の小姓頭・又九郎との語りが入るのもいい構成。
読破後は久秀に対するイメージも変わると思うし、
子供時代からのバックボーンを知っていると、
久秀がなぜ、東大寺の焼き討ちや謀反を繰り返したしたのかもわかる気がする。

 

ベースとなる知識がほとんど無いので、
この長編を読みきれるか自信がなかったのですが、
何度も巻頭の相関図や地図を見ながらページを繰りました。
生き生きと魅力的に描かれる松永弾正の生涯を見届けることができ、
達成感を感じています。
何人かの感想で書かれていますが、
私も大河の配役で脳内変換してました!

 

凄い物を読んだなぁというのが、まずはでてくる感想。
“悪人”として名高い松永弾正、
このところその実相が様々に語られ始めているが、
心中を具体化したと言う点では本書に一日の長があるだろう。
松永弾正についてはまず本書を読めということになるかもしれない。めでたい。

 

久秀の少年期、それは様々な資料が元になっているのかも知れないものの、今村さんが想像したものでしかない。
けれどそれが史実に残り、
語り継がれている松永久秀と重なってゆくことで、
これが真実なのだと錯覚しそうである。
否、そう思いたいのだ、松永久秀はこのような人であったのだと。
それほど魅力的であり、素晴らしい物語だった!

 

戦国時代、稀代の悪人と言われながら─人は何のために生まれてくるのか─ この問いを自らに問い続け、
真摯に生き抜いた男・松永久秀。
その来し方を、互いを知己とする織田信長に語らせる。端正な筆致で綴られ、時に胸を熱くする歴史時代小説。
「人間(じんかん─人の住む世界)はいつも人が切り開く」
人の世に何かを残し、つなごうとする男たちの姿がカッコいい。

 

 

興奮しながらほぼ一気読み。松永久秀に惚れた。今村翔吾は本当にすごい。この本を描いてくれたことに感謝したい。

 

 

非常に面白い、爽やかな読了感のある小説。
夢を託され、それを追った男の背中が見えるようだ。松永久秀を織田信長から語らせる、という形で描かれる彼の生涯。
“悪人”とされてきた松永久秀の姿。
最新研究で徐々に明かされつつある説を加えつつ、“新しい”松永久秀像を写し出している。

 

 

まとめ

じんかんの作者・今村翔吾さんの学歴・経歴について調べてみました。

元ダンスインストラクターからの小説家に転身という異色の経歴の持ち主でした。

小説家になってから約2年で賞を受賞されるなど、
一気に階段を駆け上がる、
今大注目の作家さんです。

 

じんかんは歴史作品なのでもしかしたらNHKの大河ドラマも夢じゃない!?

ありがとうございました。