年金も本当に存在意義がわからなくなっています。
高い年金を払っても返ってこないと考えていいです。
損してばかりなのに、
年金カット法の改正ルールが4月から始動します。
「年金カット法?よくわからないなあ~」
なんて思っている現役世帯の方!
知らないと老後の生活はキツいですよ!
今回はこれらについてまとめてみました。
- 年金カット法とは何なのか?
- 老後に備えるにはどうしたらいいのか?
年金カット法とは?
「国民にいかにわかりにくく、年金をカットするか」
が盛り込まれた法律です。
そもそもは2016年に国会審議の段階で野党が「年金カット法だ!」と批判したからそう言います。
国はあの手この手で私たちに年金を出さないようにしています。
年金カット法は、
「物価上昇率より賃金変動率が下がったら、
賃金に合わせて年金も引き下げる」
というのも、

現役世代の賃金が下がってるな~
このままでは財政がキツいから、
高齢者の年金も引き下げよう!
現役世代は高齢者はたくさんもらってる!って不満言ってくるから、
痛み分けってことにしとこ♪
このように痛み分けするよな仕組みのことです。
今年の年金でいえば、
昨年の年金より0.1%減っています。
モデル世帯に当てはめると、
夫婦合わせた厚生年金が年2736円マイナスに、
国民年金満額支給される自営業夫婦年だと1584円カットされています。
本来年金は毎年物価・賃金の変動により改定されています。
物価が上昇すれば、年金増加。
物価が下降すれば、年金減少。
これが基本です。
ですが、現代は少子高齢化が止まりません。
現役世代が少なくなるので財政は逼迫します。
国は年金をカットする仕掛けを作るのに必死です!

関係あるのは高齢者だけよね?
そんなことはありません!
いずれ高齢者になる我々現役世代にもものすごく関係のある話です!
毎回給付される人から減らされるのであれば、
現在の現役世代が給付対象になったときはもっと減らされています。
企業の業績悪化すれば、
賃金も減少し、ボーナスもなし。
収める社会保険料も減るので、年金財政悪化!
年金を減らします。
一方、高齢者も年金が少ないと出費を減らそうとします。
消費が減るので、景気も後退。
現役世代の賃金が下がります。
このような悪循環が起こります。
年金の支給額は2~4年前の賃金を基に計算されます。
2020年のものは、2022年から2024年に影響が出てきます。
モデルケースだとこのようになるそうです。
実質賃金が年2%ずつ下がり続けたと仮定して、
’24年には、「夫婦ともに会社員」は年13万3680円もの減額に。
「夫が会社員、妻が専業主婦」は年10万7280円、
「夫婦で自営業」は年6万3288円がカットされてしまう引用元:yahooニュース
年金カット法で年金は0になる?

カットされ続けたら、もう年金が0になっちゃうんじゃ?
そんな不安が押し寄せますが、
一応それを阻止するようにはなっているようです。
「現役世代の手取月収の半分まで落ちると年金を減らすのを止める」
このように決まっています。
でも0にはならないけど、結局は減ります。
物価賃金が上昇すると、
よく耳にするマクロ経済スライドが発動されます。
このマクロ経済スライドとは、
少子高齢化による年金財政への影響分=調整率を引く
というもので、年金をカットする仕組みです。
仮に物価が2%上がったとしても、
年金は1%しか上がりません。
このように目減りしていくんですね。
実際、マクロ経済スライドが実施されたというと、
2004年以降3回しかされていません。
現在はデフレ続きなので、発動できないんです。
そして出てきたのが、キャリーオーバーの仕組み。
キャリーオーバーとは調整率を翌年以降に繰り越すというものです。
調整率とは、少子高齢化による年金財政への影響分というものでしたね。
その調整率は約0.9%です。
10年キャリーオーバーし続けると9%になります。
物価が9%上がっているのに、もらえる年金額は据え置き。
同じ値段を払っても10年前と同じものは買えませんね。
老後に備えるにはどうしたらいい?
実は、法改正のたびに年金はカットされています。
この事実を知っている方はどのくらいいるのでしょうか。
もしかしたら無関心の方もいらっしゃるかもしれません。
年金制度の自体の見直しが必要なのに、
なかなかそこに手を付けようとはしませんね。
税制や財政全体を巻き込んだ全体的な見直しを早急にすべきです。
こっちとしては、給料から引かれるだけ引かれて、
帰ってくるのは微々たるもの・・・
なんて損した気分にしかなりません。
結局のところ、お金を持っている人からは取らず、
お金を持っていない人にはお金を配り、
アリとキリギリスでは、キリギリスが結局勝者のような構図です。
そんな風にならないためには、
知識を身に着け、老後に備えるしかありません。
そのためには個人年金がおすすめです。
保険料控除が最大4万円受けられますし、すぐ解約したり、借り入れも可能です。
収入に余裕があるなら、元本割れしない個人型確定拠出年金をしてみてはどうでしょうか。
今かなりの商品があるのでご自分に合ったものを選べます。
もらえるのは国民年金だけという方は、
優香さんのCMでお馴染み、国民年金基金の加入がおすすめです。
こちらはうれしい終身保険です。
画像引用元:国民年金基金公式サイト
まとめ
- 年金カット法とは何なのか?
- 老後に備えるにはどうしたらいいのか?
こちらについてまとめてみました。
年金カット法は
「国民にいかにわかりにくく、年金をカットするか」
といっても過言ではないと思います。
具体的には、
「物価上昇率より賃金変動率が下がったら、
賃金に合わせて年金も引き下げる」
というもの。
国はあの手この手で年金を私たちに渡さないようにしてきます。
給料から勝手に引かれるので納めないことは残念ながら無理ですが、
老後困らないように個人で頑張るしかありません。
個人年金や、個人型確定拠出年金、国民年金基金を検討してみてください。