日本城タクシー社長がトレンド入りしていますね。
その日本城タクシーの社長が誰より許せない相手として挙げたのが竹中平蔵さんです。
いま、日本は国難とも呼べる状態。そういうなかで、竹中氏および成長戦略会議の面々は、いちばん邪魔になってるんちゃうかな。
彼の仲間のデービッド・アトキンソン氏は、『中小企業、半分になったらええねん』と言うてるけど、日本の会社の95%は中小企業。何千万人の失業者を出せば、気がすむんや。完全雇用で幸せだった日本の雇用制度を、竹中平蔵たちが破壊したんや」
「国民に自己責任を説きながら、竹中さんは政府や役所に働きかけて法や制度、政策を都合のいいように変更させて利益を得ている。旗振り役となって規制緩和を推し進めた先に、彼の利益があるというマッチポンプ的な構図になっているんや。
引用元:yahooニュース
このようにおっしゃられていますが、
そもそも竹中平蔵さんは何をしたのでしょうか?
ツイッターでは”竹中平蔵をつまみ出せ”というハッシュタグまで出来ています。
竹中平蔵さんの大罪とはなんだったのでしょうか?
それは暗殺計画が持ち上がるほどだったのでしょうか?
竹中平蔵の大罪とは?
若者に対する考え方
竹中平蔵さんの発言は若者に対して信頼感が全く感じられないんです。
【若者には貧しくなる自由がある】
東洋経済のインタビューでこのようなことを発言されています。
若い人に1つだけ言いたいのは、みなさんには貧しくなる自由がある。
何もしたくないなら、何もしなくて大いに結構。その代わり貧しくなるので、
貧しさをエンジョイしたらいい。
ただ1つだけ、
そのときに頑張って成功した人の足を引っ張るな。
【大学の給付型奨学金に反対】
すべてを給付型奨学金にすれば大学生はますます勉強しなくなる。
つまり、極端な言い方をすれば、
ただでお金をもらうわけですから勉強する必要が低下するという逆のインセンティブを与えるような気がします。
残業代について
時間内に仕事を終えられない生産性の低い人に、
残業代という補助金を出すのはおかしいとして、
残業代0制度(高度プロフェッショナル制度)の導入提言していました。
補助金というのは時間外労働の割増賃金のことです。
時間外労働は労働基準法第36条で、
労働組合側と協定を結んではじめて残業を命じられます。
この協定が締結されていなければ時間外労働は違法になり、
残業させられません。
過労死問題の問題点は、
残業代が支払われず働かせるだけ働かせていることですよね。
時間外労働が増えてしまうのは、
- マネジメントがきちんとされていない
- 人員確保ができていない
会社側が人件費を削減するために、
人を雇い入れることをせず、
一人あたりの仕事の量が多くなっていることが多いのに、
個人の仕事の出来が悪いと決めつけることはどうなんでしょうか。
疑惑や問題
竹中平蔵さんの疑惑や問題についてまとめてみました。
【住民税脱税疑惑】
1993年から1996年の間に住民票をアメリカに移動させ、
日本の住民税を免れていたのは脱税ではないかという疑惑が持ち上がりました。
2002年にフライデーだ取り上げています。
【マクドナルド未公開株問題】
日本マクドナルドの株式を未公開当時から1500株を保有し、
2001年7月店頭公開でボロ儲けしたと批判されました。
【国民年金保険料の未納】
平成16年4月28日に国民年金の保険料を支払っていなかったことが発覚します。
一般市民により国民年金法違反容疑で大阪地方検察庁堺支部に告発されました。
お金に汚い人物であることがよくお分かりになると思います。
一番の大罪
竹中平蔵さんの一番の大罪といえるのは、
人材派遣法の規制を取り払ったことです。
労働基準法ではどんな人でも他人の就業に介入して利益を得てはいけません。
労働者は直接雇用されることが大原則だったんです。
昔は雇用主と労働者の間に入ってピンハネする手配師というのが存在し、
自分は働かずに他人を働かせて利益を得る輩が不労所得を得ていました。
人材派遣法の規制緩和の問題は労働力を商品化したことで、
商品化された労働力は正規雇用者よりも低い賃金で働かざるを得なくなったこと。
同一労働同一賃金が大原則であるならば、
正社員でもパートでも待遇差があってはいけないということになります。
人材派遣された労働者の労働派遣料金は、
正規雇用された人の給料にプラスして手数料を取る形になり、
派遣労働者を雇うコストは高くなります。
でも、派遣される給料に手数料が込みとなると派遣社員の取り分は低くなります。
同一労働同一賃金の原則が適用されないまま人材派遣法を規制緩和し、
この手順が逆だったことが問題だったんです。
人事制度・給与制度・労務問題についての知識がない学者が、
知ったかぶりで労働分野に手を出したために社会全体が不幸になってしまったんです。
竹中平蔵さんは人材派遣業パソナグループの特別顧問を経て取締役会長に就任しています。
結局自分の富を得るために、
その業種を優遇するような政策を執ったとしか思えません。
暗殺計画があった?
竹中平蔵と検索をすると「暗殺計画」と出てきます。

暗殺計画があったかどうかはわかりません。
ですが、
もし竹中平蔵さんが海外で同じような大罪を言われる政策をしていた場合、
暗殺されてもおかしくないということだと思われます。
人材派遣法の規制緩和をしたことにとり、
自殺者1.5万人 失業者23万人を出したと言われています。
残念ながら日本人の政治に無関心な姿勢が、
このような最悪な事態を引き起こしているとも言えます。
竹中平蔵プロフィール

竹中平蔵(たけなか へいぞう)
生年月日 | 1951年3月3日 |
年齢 | 70歳 |
出身高校 | 和歌山県立桐蔭高等学校 |
出身大学 | 一橋大学経済学部 |
平成18年9月15日 任期を4年近く残し政界引退
平成18年9月28日 参議院本会議で辞職許可
平成18年11月1日 離党届了承
人材派遣業パソナグループの特別顧問を経て取締役会長に就任。
郵政解散後の第3次小泉内閣にて総務大臣兼郵政民営化担当大臣に登用。
法案作成に携わる。
まとめ
竹中平蔵さんの大罪や暗殺計画についてまとめてみました。
竹中平蔵さんの大罪は人材派遣法の規制を取り払ったことです。
そのせいで多くの自殺者・失業者を出してしまう結果にもなりました。
海外でこのような政策をしたら、
暗殺計画が持ち上がっても仕方がないレベルです。
国民が政治に無関心であることを政治家はうまく利用しているんですね。