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サライの歌詞の意味を解説!曲の誕生秘話についても!

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毎年恒例の日本テレビ「24時間テレビ」が
今年も無事に放送されましたね!

「24時間テレビ」と聞くと、
『サクラ吹雪の〜 サライ〜の空は〜♪』
というサビの歌詞が真っ先に頭に浮かんでくる人は少なくないはず!

1992年に誕生し、30年間歌い継がれている名曲『サライ』ですが
実は24時間テレビの番組内企画で制作した曲なのです。

毎年様々な企画やドラマのある24時間テレビですので「サライの歌詞にはどのような思いが込められ、どのようにして誕生したのか」が気になるところですよね。

そこで今回は、

  • サライの歌詞の意味
  • サライの誕生秘話

についてまとめてみました。

サライの歌詞の意味を解説!

歌詞は「同じ歌詞」でも聴いている人のその時の心境によって捉え方が変わることもあり、そこがまた奥深くて良いのです。

『サライ』は穏やかな曲調の中で、
1つの物語のようにその情景が目に浮かんでくる歌詞となっています♪
一体どのような心境を物語り、歌詞をつくり進めたのか
私なりに歌詞を追って、考察してみました。

「サライ」の意味

サライはペルシャ語で【館・宮殿・オアシス・故郷・旅の宿】などの意味を持つようです。
今回の歌詞の場合は「ふるさと」や「心の落ち着く場所」という意味ではないかと思います。

遠い夢 すてきれずに 故郷をすてた
穏やかな 春の陽射しが揺れる 小さな駅舎
別離より 悲しみより 憧憬はつよく
淋しさと 背中あわせの ひとりきりの旅立ち

主人公は昔から抱いていた夢を叶えるために、自分の故郷である田舎からひとりで旅立ったんですね。

穏やかな春の陽射しということは、新年度の再出発でしょうか。

故郷や家族から離れてひとりで旅立つということは
悲しさよりも夢への憧れが強いが、それもまた「淋しさとは背中合わせ」という旅立ち時の主人公の心境が描かれています。

 

動き始めた 汽車の窓辺を
流れてゆく 景色だけを じっと見ていた
サクラ吹雪の サライの空は
哀しい程 青く澄んで 胸が震えた

決意を固め、いざ汽車に乗り込みました。
窓の外には、だんだんと遠くなっていく故郷が見えます。

ふと見上げた「サライの空(故郷の空)」は
澄んだ青空の中に桜が降っておりとてもきれいでした。

そんな故郷の空を見上げながら
込み上げてくる悲しみや淋しさを実感しながらも
「絶対に夢を叶える」と強く誓ったのではないでしょうか。

 

恋をして 恋に破れ 眠れずに過ごす
アパートの 窓ガラス越し 見てた夜空の星
この街で 夢追うなら もう少し強く
ならなけりゃ 時の流れに負けてしまいそうで

二番は、夢を叶えるために出てきた都会に住み慣れてきた頃でしょうか。
夢を追う傍らで、恋愛を含む人間関係や様々な壁にぶつかっている様子が描かれています。

それまで故郷では経験しなかったような苦悩も抱えつつ
「ここで夢を叶えるために強くなる」と自らを奮い立たせているようですね。

 

動き始めた 朝の街角
人の群れに 埋もれながら 空を見上げた
サクラ吹雪の サライの空は
流れゆく 白い雲 胸が震えた

今日もまたあわただしい1日の始まりです。

通勤中の人混みの中、ふと空を見上げると
故郷から旅立った日の「あの空」を思い出しました。

苦悩の日々の中で、故郷を飛び出したあの時の心境を思い出し
再度頑張ろうという気持ちになったのではないでしょうか。

 

離れれば 離れる程 なおさらにつのる
この想い 忘れられずに ひらく古いアルバム
若い日の 父と母に 包まれて過ぎた
やわらかな 日々の暮らしを なぞりながら生きる

三番では苦悩の日々の中で、家族や故郷での暮らし思い出します。
両親とのしあわせな思い出に浸りつつ、心のバネにしているのかもしれません。

 

まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る その時まで 夢は捨てない

まぶたとじれば 浮かぶ景色が
迷いながら いつか帰る 愛の故郷
サクラ吹雪の サライの空へ
いつか帰る いつか帰る きっと帰るから

最後のサビでは、同じようで少し違う歌詞を繰り返しています。

故郷を飛び出した日の「あの空」を見るたびに
「今はうまくいくことばかりではないが、必ず夢を叶えて故郷に帰る」という強い思いが伺えます。

今はどんなに辛くても、
ひとりひとりが心の中にある「故郷」を土台に、頑張ろう!
あなたには帰る場所、迎え入れてくれる場所があるのだという
とてもあたたかい歌なのだと思います♪

サライは「夢を追う人」の応援歌なんですね

サライの誕生秘話!

サライは1992年の24時間テレビで番組内の企画として作られました。

その企画とは、24時間テレビの「第15回」という節目を記念して
加山雄三さんが作曲、谷村新司さんが作詞をして、エンディングで演者全員で歌うというもの。

歌詞はどうやってつくられた?

実はこの歌詞、谷村新司さんがひとりで考えたわけではなく、
全国の24時間テレビ視聴者から受け取った「メッセージ」を谷村新司さんが代表してまとめて作り、加山雄三さんが作ったメロディに乗せたそうです♪

最初は否定的にとらえた谷村新司さんも
憧れであり恩人であった『加山雄三が作曲をする』と聞いて意欲が湧いたようです!

実は『作詞は谷村新司に』という指名も
加山雄三さんの意見だったのです。

谷村新司さんは

”加山さんが楽曲を作っているとき、『谷村と歌うのをイメージして書いてるからね』っていう連絡が来たんです。いざ完成したメロディーを聴いたら、ものすごく壮大な、すごくいいメロディーだった。うれしかったしプレッシャーも大きくなりました”

と明かされていました♪

このような形で一緒に仕事をするのは初めてだったという加山雄三さんと谷村新司さんですが、すでにお互いをリスペクトしあっていたことがよくわかりますね

 

「サライ」という言葉を選んだ理由は?

「サライ」という言葉を選んだ谷村新司さんはこのように話していました!

「年齢や性別に関係なく心に響くものにしたかった。寄せられたメッセージを見ると『ふるさと』をテーマにされている言葉がとても多かったので、一人一人の『心のふるさと』と重ねた物語にしたかった。『サライ』は砂漠の中のオアシスというイメージがぼくの中にあったので、“『心のふるさと』として誰もが帰る場所がある”という思いを伝えたかった」

 

まとめ

加山雄三さんによる、「頭に残りやすい優しく穏やかなメロディー」と
「視聴者の想いを紡いだあたたかい歌詞」を作った谷村新司さん。

そして堺正章さんによる合唱指導と
曲編成の模様を伝える役を担った生島ヒロシさん。

様々なひとたちの思いが一つになって出来上がったのが
30年間毎年歌われ続けてきた「サライ」です♪

 

本年(2022年)、加山雄三さんが高齢を理由にコンサートなどの現役を引退することが発表されています。

24時間テレビで制作されてから『30周年』という節目の本年、
加山雄三さんにとっても最後の24時間テレビとなりました。

 

歴史にも、記憶にも残る「素晴らしい歌」を
ありがとうございました♪