鳥取県が新しくオープンさせる県立美術館の目玉としてアンディ・ウォーホルのブリロの箱を約3億円で購入したことに賛否の声が上がっています。
「ただの箱に3億は高い!」
「税金で箱を買うって・・・」
「ただのゴミじゃん!」
ブリロの箱の価値がわからない・ゴミだという意見も。
無事公開されるのでしょうか。
ブリロの箱の価値はどこにあるのかや、公開日について調べるとともに、
ブリロの箱に対する意見についてもまとめてみました。
ブリロの箱(鳥取県)の中身は何?
【賛否両論】鳥取県が3億円で購入、アンディ・ウォーホル作品に波紋https://t.co/9J3CSmQfGv
米国のたわしの包装箱を模倣した1964年の作品「ブリロの箱」5点を購入。2025年にオープンする県立美術館の目玉として期待が寄せられる一方、疑問の声も相次ぎ、県は急きょ住民説明会を開催する事態に。 pic.twitter.com/vtg6Trns1r
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 27, 2022
こちらがアンディー・ウォーホルのブリロの箱という作品。
アンディー・ウォーホルといえば、マリリン・モンローの印象が強い、気がします(笑)
アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)「マリリン・モンロー」 pic.twitter.com/tC3zDyxv9h
— Unlimited-Design®︎ (@Unlimited_com) February 21, 2017
このブリロの箱、芸術に疎い私から見ると、本当にただの箱に見えます。
「箱に何か入っているの? 」
「3億円もするなら何か入っていてもおかしくない?」
なんて思ったり。
これ、段ボールかな?と思ったのですが、どうやら素材は木の板で彫刻なんだとか。
ブリロというのはアメリカの食器洗いのスチールウールたわしのことで、
1917年ごろから生産販売されていた商品のようです。
この商品の模倣品がブリロの箱という作品なんです。
作品の意味は?
ブリロの箱という作品は、
「一体芸術作品とはなんであろうか、このありふれた石鹸箱も芸術になれるだろうか」
という既存の芸術に対しての皮肉を込めた作品です。
美術評論家のアーサー・C・ダントーさんという方は、
「これが芸術作品かどうかを決めることは作品の外見や美術スタイルではなく、
作品が求めているものや問いかけている意味が芸術品の採否を決める」
と言われています。
家庭用食器洗いのたわしの箱だろうが、素材が段ボールであろうが、木であろうが、芸術の表現方法がどうのこうの・・・そういうことは関係なくて、芸術というのはそこに込められた意味が芸術としての価値を持つんだよ~
っていうことを言われているのかな~?
ブリロの箱は価値ない・ゴミという声も!
「一体芸術作品とはなんであろうか、このありふれた石鹸箱も芸術になれるだろうか」
ということがブリロの箱という作品に込められているとしたら、
今まさに言われている
「なんでこの箱が3億円?」
「ゴミじゃなない?」
という論争はアンディ・ウォーホルが一番意図したことじゃないかと感じたのですが、どうでしょうか?
ブリロの箱の公開日はいつ?
令和6年度(2024年度)に新しくオープンさせる県立美術館の目玉としてブリロの箱を購入されたようです。
なのでこのブリロの箱が実際に見られるのはまだ2年程先になりそうです。
現在公開日も発表されていません。
場所は倉吉未来中心鳥取鳥取20世紀梨記念館の横となっているくらいです。
石川県の能登町に出現した「イカキング」が意外と経済効果があったようなので、
もしかしたらこの美術館もかなりの経済効果が見込めるかもしれませんね。